「商品の魅力は伝えたい。でも、実写で撮るとどうしても“いつも通り”になってしまう」
広報やブランド担当の方と話していると、そんなモヤっとした声をよく聞きます。

ロケーションも選んだ。照明もこだわった。
それなりに時間と予算もかけたはずなのに、完成したビジュアルを競合と並べてみると、どうも印象が薄い。

「悪くはないんだけど、強くもない」。その評価がいちばん、判断に困りますよね。

だからといって、すぐにCG制作へ踏み切れるかというと、そこにも迷いがある。

やりすぎに見えないか。
社内で「CGにする意味」を説明できるか。
実写よりコストが高くなったら、ちゃんと納得してもらえるのか。

数字を見て残念がっている様子

こうした不安が頭をよぎるのは、ごく自然なことだと思います。

じつは、CG制作を検討する企業の多くが、「実写がダメだから」ではなく、「実写だけでは足りなくなってきた」という感覚から動き始めています。

世界観、背景、思想、仕組み。商品やサービスそのものではなく、“その裏側にある価値”を伝えたい場面が増えているからです。

なぜ「実写だけ」では表現しきれなくなっているのか

まず前提として、実写が劣っているわけではありません。
現物がある、リアルな質感が伝わる、安心感がある。BtoBにおいて、実写は今も重要な表現手段です。

ただ、それでも限界を感じる瞬間が増えている。
そんな声が、現場から聞こえてくるようになりました。

「ちゃんと撮っているのに、伝わらない」問題

たとえば、製品ページ用のビジュアル。

スタジオ撮影で、丁寧にライティングされた写真。見た目は整っているのに、「で、何がすごいんだっけ?」という反応で止まってしまう。

BtoB商材、とくに技術系や無形に近いサービスほど、この壁にぶつかりやすい。

性能や思想はあるのに、写真だけだと“普通の製品”に見えてしまう。
展示会、Web、動画。どの場面でも似たようなビジュアルが並び、差がつきにくくなっています。

実写かCGかで悩む、広報担当のジレンマ

一方で、「じゃあCGにしよう」と簡単に決められないのも事実です。

CGという言葉に対して、社内では「派手」「コストが高い」「自己満足になりそう」といったイメージが先行しがち。

効果が数字で見えにくい分、説明責任も重くなります。

それでも、実写ではどうしても説明的になってしまう部分を、CGなら“見た瞬間に伝わる形”にできるケースがある。

この事実をどう扱うかで、ブランディングの幅は大きく変わってきます。

CG制作で“伝わる”ようになった世界観とは

CGというと、「派手な映像」「非現実的な表現」を想像する方もいるかもしれません。

でも、実務で活用されているCG制作の多くは、もっと地に足のついた役割を担っています。

それは、情報や価値を“翻訳”すること。
実物では見せきれないものを、補足すること。
実写を否定するのではなく、実写を支える存在として使われています。

実物では見せられない構造・仕組みを可視化するCG

たとえば、製品内部の構造や動き。
安全上、分解できない。動作中を撮影できない。
こうした制約は、実写ではどうしても越えられません。

CG制作なら、断面を見せることも、プロセスを一連の流れで表現することも可能です。

技術力や品質の裏付けを、言葉ではなく“映像”で示せる。

実写と組み合わせることで、「現実感」と「理解しやすさ」の両立も図れます。

コンセプトや思想を“映像言語”に変換するCG

もうひとつ、CG制作が力を発揮するのが、コンセプトや思想といった“形のない価値”を伝える場面です。

「安心」「先進性」「未来志向」。
文章では説明できても、どうしても説明的になりがちです。

CGを使うと、空気感や動き、色使いで表現できます。
見る側に「なんとなく、こういう会社なのだな」という感覚を残せるのは、大きな違いです。

実写では難しかった課題別・CG制作事例タイプ

新商品・新技術を、発売前から伝えたいケース

開発は順調。でも、製品はまだ完成していない。
それでも、展示会や発表のスケジュールは決まっている。

こんな場面、少なくありません。

CG制作なら、設計データや構想をもとに完成形を先に見せることができます。
スピード感を持って情報発信できるのは、大きなメリットです。

サービス・無形商材を“イメージできる形”にしたいケース

ITサービスやソリューション系では、「何をしてくれるのか」が伝わりにくいことが多い。
CGで利用シーンを描くことで、視聴者が自分事として捉えやすくなります。

グローバル・多用途展開を見据えた表現

言語に依存しないCG表現は、海外展開や展示会でも活用しやすい。
一度作った素材を、長く使える点も評価されています。

CG制作がうまくいく会社・失敗しやすい会社の違い

「とりあえずCGで」になってしまう危険

目的が曖昧なままCG制作に入ると、きれいだけど伝わらない映像になりがちです。
実写で足りる部分との切り分けが重要です。

成果につながるCG制作に共通する考え方

何を伝えたいのかを言語化し、実写・デザイン・Webと連携させる。
初期段階でのすり合わせが、成果を左右します。

印刷×映像×デジタルで考える、セザックスのCG制作支援

CGを「点」で終わらせない制作体制

CGをカタログ、Web、映像へ展開し、世界観を統一します。

80年の制作現場で培った“伝え方”の設計力

印刷と販促支援の経験を活かし、実務で使われる表現を重視しています。

すべてをCGにしなくていい。まずは一部から考えてみる

「ここだけCGにする」という現実的な選択

キービジュアルのみ、製品説明の一部のみといった使い方でも効果はあります。

迷っている段階で、相談してもいい

要件が固まっていなくても大丈夫です。
実写とCG、どちらが合うかを一緒に整理するところから始められます。

CG制作は、派手さを足すための手段ではありません。
伝えきれなかった価値に、もう一段、光を当てるための選択肢です。

少しだけ視点を変えることで、表現の幅はまだ広がるかもしれません。

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