採用現場の“いま”と、求職者の本音
エントリーが集まりにくくなっている背景とは?

「求人を出してはいるけれど、反応が思うように返ってこない」
そんな声、じつは採用の現場ではよく聞かれます。媒体に掲載し、SNSでも発信して、資料も整えている。それなのにエントリー数は伸びない——どこか噛み合わない、そんな感覚を抱えていないでしょうか。
背景には、いくつかの“変化”が潜んでいるようです。
ひとつは、求人があふれかえる状況そのもの。企業側にとっての「採用難」は、求職者にとっては「情報過多」です。つまり、選択肢が多すぎて、逆に選びきれない状態とも言えるかもしれません。
もうひとつは、情報の受け取り方の変化。紙の資料をじっくり読むより、スマホでサッと動画を見る。そんなスタイルが、特に若手層ではすでに当たり前になってきていますよね。
でも、それって本当に“楽”だからでしょうか? あるいは“わかりやすい”から?
おそらくそのどちらも、というのが本音かもしれません。
けれど、ただ動画を作ればいいわけではありません。
応募者が本当に見たいのは、きっと「この会社って、どんな人たちが、どんな思いで働いているんだろう?」という、温度のある情報なんですよね。
応募者が「この会社に会いたい」と思う瞬間とは?
いまどきの採用では、“情報量”そのものよりも、“納得感”や“共感”のほうがよほど大事にされている気がします。
たとえば、どれだけ福利厚生や制度を詳しく紹介しても、会社の空気や人の雰囲気が見えてこなければ、「ちょっと距離があるな」と思われてしまうかもしれません。
逆に言えば、「なんかこの人たち、いいな」と感じてもらえれば、それが応募の後押しになる。数字や図解ではなく、ちょっとした声のトーンや表情の柔らかさに惹かれる、なんてこともあるはずです。
つまり、求職者が知りたいのはスペックではなく、その職場で生きている“リアル”。
そしてそれは、テキストだけでは伝えきれない。動画だけでも、きっと足りない。
だからこそ、パンフレットと動画、両方の役割を理解してうまく組み合わせることが大切なんです。
採用パンフレット+会社紹介動画が生み出す相乗効果
それぞれの役割と強みを整理してみる
採用パンフレットと動画、同じ「採用ツール」ではありますが、それぞれまったく異なる“伝え方”を持っています。
パンフレットは、会社の考え方や制度を体系立てて見せることに長けている。見出しや図を使って整理できるし、持ち運びもできる。情報をじっくり読み込みたい人にとっては、とてもありがたい存在です。
一方で動画は、社員の表情や声、オフィスの空気感など、その場の“体温”を映し出すような表現ができます。パンフレットでは感じ取れない“肌感”があるんですよね。
これってつまり、「論理」と「感性」、「静」と「動」なんですよ。どちらが良い、ではなく、補い合う関係。だからこそ、一緒に使うことで、より深く届くんです。
「パンフレット×動画」の組み合わせが効果的な理由
たとえば、パンフレットで会社の理念や制度に共感し、そのあと動画で社員の話を聞く。すると、「ああ、これがあの制度を語ってた人なんだな」と、情報が一つに結びつきます。
逆に、動画を見て「この会社、雰囲気いいな」と思った人が、パンフレットで詳細を知ってさらに興味を持つ、という流れもある。
このように、“情報の往復”が起きると、記憶に残る確率がぐんと高まるんです。
「自分ごと化」される導線を設計できる
大事なのは、「どっちを先に見せるか」じゃありません。どう組み合わせて、どんな体験をつくるか。
スカウトメールに動画を添えて「興味を持ってもらう」→パンフレットで会社理解を深める。
あるいは、説明会でパンフレットを配り、最後に動画で「感情に訴える」。
導線は組み合わせ次第。
そしてそれが“自然に自分ごと化される流れ”であれば、エントリーはきっと増えていくはずです。
採用コンテンツ制作の実践ポイント
まずは社内で何を決める?目線を揃えるためのチェックリスト
制作の話に入る前に、ちょっと立ち止まって考えておきたいのが、「社内の認識は揃っているか?」という点です。
これ、意外と盲点になりがちなんですが、ここがズレていると、どれだけ良いコンテンツを作っても、後々“方向性の不一致”に悩まされてしまいます。
たとえば、
- 誰に向けた採用活動なのか(ターゲット像)
- 会社のどんな魅力を一番に伝えたいのか
- 動画に誰が出る?現場は協力的か?
こういったポイントを、事前に共有できているかどうかで、その後の進め方がまったく違ってきます。
「社長は理念を打ち出したいけど、現場は制度の紹介を重視したい」なんてケースも、よくありますよね。
でも、その両方に理由があるからこそ、丁寧に“接続点”を探していくことが必要なんです。
パンフレット制作の要所と落とし穴
パンフレットを作るとき、よくあるのが「とにかく全部詰め込みたくなる」問題です。
社内の魅力は語りたいことが山ほどあるし、「あれも入れてほしい」「これも外せない」という声が次々に上がってくる。よくわかります。
ただ、それを全部入れてしまうと、結局は何を伝えたいのかがぼやけてしまうんですよね。
だからこそ、「絞る勇気」が大切です。
読み手の頭に残るのは、“情報の量”じゃなくて、“伝わった印象”。
そこに集中して、メリハリのある紙面を目指すべきです。
また、紙の質感やサイズ感も、実は採用シーンでは重要な要素になります。
たとえば、三つ折りでカバンに入れやすい設計にしておくとか、マットな紙を使って上品さを出すとか、ちょっとした工夫が「この会社、細かいところに気が利いてるな」という印象につながったりもするんです。
動画制作で外せない3つの視点
一方、動画はといえば、「とりあえず会社紹介ムービーを撮る」だけでは、なかなか効果が出ません。
大事なのは、“何を感じてもらいたいか”から逆算して考えること。
1つ目は、ストーリー設計。
ただの会社紹介ではなく、「入社前に感じていた不安→今のやりがい」といった流れで構成すると、見ている人が感情移入しやすくなります。
2つ目は、社員の声の活かし方。
ナレーションもいいんですが、やっぱり本音が出るのはインタビュー。
飾らない言葉で語られる「日常」が、もっとも強い共感を生むことがあります。
3つ目は、拡散性と視聴環境を想定した編集。
たとえば、スマホで音声オフでも伝わるように字幕を入れたり、冒頭5秒で「おっ」と思わせる展開にする工夫が欠かせません。
今どきは1分以内の“ショート動画”も重宝されますし、用途に合わせて複数パターンを用意しておくのも良い手です。
成果を出すには「活用」が9割
作って終わりにしないために
パンフレットも動画も、“作っただけ”では何も起きません。
これ、わかってはいても、実際には「公開したきり使われてない…」という状況、けっこう多いんですよね。
だから大切なのは、「このツールをどこで・どう使うか?」という視点です。
たとえば…
- 説明会の冒頭で動画を流すと、一気に空気が柔らかくなったり
- パンフレットを事前送付することで、説明会の理解度が高まったり
- LINEでのやりとりに動画リンクを添えるだけで、返信率がグッと上がったり
ちょっとした使い方の違いで、応募者の反応は大きく変わってきます。
活用のPDCAをまわすヒント
そしてもう一歩進むなら、“使ってみた後”の振り返りも欠かせません。
たとえば:
- パンフレットを配った学校と、配らなかった学校で、応募率に差はあったか?
- 動画のサムネイルを変えたら、クリック数はどう動いた?
- 「動画視聴後に応募した人」と「してない人」との傾向に違いはあるか?
こうした小さな検証を積み重ねることで、徐々に“自社なりの最適解”に近づいていけるんです。
正直、一発で完璧な導線なんて見つかりません。でも、それでいい。
小さなPDCAを地道に回し続けられる会社こそが、最終的に採用で差をつけていける——そんな気がしています。
セザックスが提案する“つながる”採用支援
印刷と動画、両方できる強みとは?
採用パンフレットは印刷会社、動画は制作会社。
そんなふうに、役割を分けて依頼するのが一般的かもしれません。
でも、ちょっと想像してみてください。
「パンフレットでは真面目な印象だったのに、動画を見たら急に雰囲気が軽くなっていて、別の会社みたいに感じた…」なんてこと、意外と起きがちなんです。
セザックスでは、印刷も動画も、Webも紙も、すべてを“一気通貫”でつくれる体制があります。だから、最初からトーンを揃えた設計ができる。しかも、途中で方向性をすり合わせる必要も少なく、進行もスムーズです。
印刷物のキャッチコピーと動画のナレーションが同じ想いを背負っていたり、パンフレットのデザインと動画内の画面が自然につながっていたり。
こうした“情報の統一感”が、実は求職者の安心感や信頼感につながるんですよね。
そして納品後も、「はい、終わり」ではありません。
セザックスでは、活用フェーズの提案や改善のフィードバックまで、一緒に並走させていただいています。
ツールを届けるだけでなく、成果につなげるところまでが、私たちの仕事だと考えているからです。
採用に必要なのは“仕組み”と“人の心”への理解
採用活動って、思っているより“感情”が関わってきますよね。
会社として伝えたいことと、応募者が知りたいこと。その間にズレがあると、せっかくの魅力も空回りしてしまう。
「採用って、なんでこんなに難しいんだろう」
そんなふうに感じたことがある方も、きっと多いはずです。
でも、それって会社が悪いわけじゃなくて、“伝え方”の設計が追いついていないだけなのかもしれません。
だから私たちは、パンフレットや動画を“モノ”として作るのではなく、“人と人をつなぐ仕組み”として設計することを大切にしています。
「この制度、いいですね」
「社員の声、響きました」
「動画の雰囲気で応募を決めました」
そんな声を、企業の皆さまと一緒に聞けるようになる——それが、私たちのゴールです。
相談だけでもOK。まずは課題を聞かせてください
ここまでお読みいただき、
「うちも動画を取り入れてみたい」
「今のパンフレット、少し古くなってきたかも」
そう思っていただけたなら、すごく嬉しいです。
もちろん、いきなり制作のご相談をしなくても大丈夫です。
「今の課題を整理したい」「どんな活用の仕方があるのか知りたい」
そんな状態でも、お気軽にお声がけください。
オンラインでの無料相談や、実際の事例資料のご提供など、“一歩目”を踏み出すためのサポートをしっかりご用意しています。
「伝える」を「伝わる」に変えるために。
セザックスが、採用チームの“右腕”として伴走する存在でいられたら嬉しく思います。
おわりに:伝える力が、人を動かす
いま、採用市場は情報があふれ、選ばれる側にとっても大きな負荷がかかる時代になりました。
だからこそ、“伝え方”を丁寧に整えることが、採用成功のカギになります。
パンフレットと動画。
このふたつを通して、会社の想いや人の温度を「きちんと、きれいに、でも、ちゃんと届く形で」伝えていく。
それが、エントリーにつながる最初の一歩になるはずです。
セザックスは、印刷と動画をつなぎ、企業と人をつなぐ仕事をしています。
そのご縁の先に、いい出会いが生まれますように。
